全てを工場でプレハブ加工し、現場へ納入しますので、現場では図面の部材番号通りに組立てればOK。配管の接続はパイプの端部のロールグルーブを施したハウジングジョイントを使用しますので、ネジ切りの必要はなく、専用ボルトを2本締付けるだけでかんたんに接続できます。集合住宅のプレハブ品であれば1品当り3~10kg程度の重量なので作業性がよく、もちろん産業廃棄物はほとんど出ません。現場施工費は大幅にダウンすることをお約束します。
ハウジングジョイントを採用しているため、地震による層間変位および配管の伸縮を吸収します。この性能は、あの阪神淡路大震災でも実証されており、被害はほとんど見られませんでした。
ステンレス配管というとコスト高というイメージがあるようですが、けっしてそのようなことはありません。韓国や台湾では、ごくあたりまえにステンレス配管が使用されています。水質が悪いこともありますが、ライフサイクルを考えた場合、圧倒的にステンレス配管が有利だからです。NAPS工法は、イニシャルコストでも従来の配管材料と同等あるいは安価なステンレス給水システムです。
建設設備配管に使用されるステンレス鋼鋼管は、家庭のナイフやフォークの材料とほぼ同じ材質です。成分中のクロムが酸素と結合し、強固な保護膜をつくり、さびを防ぎます。赤水、青水を完全にシャットアウトします。
ノーラエンジニアリングは、ロールグルーブ加工管の一部の標準化を実現しました。中小の集合住宅の場合、増圧直結給水システムが多く採用されていますが、配管材料は多くの場合、日水協品が要求されます。ノーラエンジニアリングは日本水道協会の検査工場として登録しているので、日本水道協会の立会検査を行い日水協品として納入できる体制を確立しております。(詳細はお問い合わせください。)
ISO登録証
日本水道協会検査工場登録書
NAPS工法は、集合住宅のポンプ圧縮・増圧直結いずれの給水システムにも対応できる精度の高いプレハブ加工品を備えており、優れた性能、加工性。部材の完璧なプレハブ化によりイニシャル、ライフサイクルコスト両面で大幅なコストダウンを実現します。
あの阪神大震災でも実証されている可撓(トウ)性を備えたハウジングジョイントにより、地震による層間変位、配管の伸縮を吸収します。
層間の変位及び配管の収縮を吸収する可撓(トウ)性があるハウジングジョイントの最高使用圧力は、2.0MPaです。以下の手順で簡単に施工できます。
※組合せにより、最高使用圧力(2.0MPa)での使用が出来ない場合があります。詳しくは、お問い合わせください。
管溝が所定の寸法に仕上がっている事を確認します。また、管端のバリの除去、管端より溝までの外周部(ガスケットのシール面)に傷や凹凸のないように仕上げてあるか確認します。
ガスケットに潤滑剤(中性洗剤・植物油など)を塗布します。その際、切削油、マシン油、グリースなどの鉱物油は用いないようにします。
ガスケットを一方の管の端部に装着してください。
他方の管を近づけ、ガスケットを両方の管の端部に均等にまたぐようにずらします。
ハウジングの内面に潤滑剤を塗布します。
ハウジングをガスケットの上にセットします。両方の管の間の曲がり、芯ずれが大きいとハウジングの爪が管溝に嵌合しなかったり、ガスケットが外れる事がありますので注意をします。
ボルト、ナットをセットします。ボルトの回り止めがハウジングの穴に嵌合している事を確認して、ハウジングの合わせ面がつくまでナットを左右均等に締めます。合わせ面に隙間ができてしまう場合は分解後、ガスケットに傷のないことを確認して再セットします。
完成です。
NAPS工法についてのデータを掲載したPDFファイルです。
NAPS リニューアル工法についてのデータを掲載したPDFファイルです。