クルマの自動運転がすぐそこまで来ているのに、建築の世界は、未だ旧態依然としている。人材、建築資材、資源。様々なものが不足し始めている時代に、建築こそこれまでの常識から視点を変えてより良く変化するべきだと思う。私たちノーラエンジニアリングは、この思いを胸に刻みながら 10年以上をかけて建築に関わる様々な要素を、私たちの専門である配管の視点から見渡し、総合的に再構築しました。ノーラ独自のフェライトステンレス配管や、CFジョイントなどの製品群をベースに、最新の3Dキャドシステムを導入、汎用性の高い部分はモジュール化し、工数・経費削減、納期の短縮のみならず、安全性やこれまで不可能だった配管のリユースもかなりのレベルで実現しました。私たちノーラエンジニアリングがトータルソリューションとしてご提供できる価値は、これまでに実現できなかった、SDGsに寄与するグローバルな価値です。
ノーラエンジニアリングは、既存の技術を活かしつつ、革新的な製品や技術を無理なく融合させ、今までにない、しかし確かな価値を、関わる皆様と共有していきたいと考えています。
従来のステンレス鋼(オーステナイト系ステンレス)は、希少金属であるニッケルが含まれています。このニッケルは、希少金属であるがゆえに価格が相場に左右されやすく建設資材としては扱いにくいものでした。そこで、私たちノーラエンジニアリングは、ニッケルを使わないフェライト系ステンレスに着目しました。
鉄とは違いステンレスには炭素が障害になります。その主な理由は、不働態被膜を形成するクロムが、溶接加工時の熱や使用時の温度などの作用により炭素と結合し炭化クロムをつくり周囲のクロムを減少させ、腐食などの原因になっていたことです。しかし、昨今の技術革新により、ステンレス鋼の製造では低炭素化が進み、更にチタンやニオブなどの安定化元素を添加することによって、溶接時の組織変化や、クロム炭化物の析出を防止し、フェライト系ステンレス鋼の耐久性・加工性の向上が大幅に図られています。
◎素地材のクロム(Cr)が外界の酸素(O)と結合し、表面に厚さ2~5nmの薄い不働態皮膜(保護皮膜)を形成。⇒この不働態皮膜が腐食の発生を防止。
◎不働態皮膜はCr2O3・nH2Oで表される網目構造の酸化皮膜。(水和オキシ水酸化クロムが中心)
◎不働態皮膜は、一般環境下では自己補修能があり、物理的に破壊されても瞬時に再生するため、耐食性が維持される。
安価な上に、軽量で、加工しやすく、腐食しにくく長寿命。これからの配管材は、フェライト系ステンレスの時代です。私たちは、フェライト系ステンレス配管の技術を長年にわたり開発し、満を持して皆様にご提供いたします。
SGPと比較して、約2倍の耐久性を実現。
SGPと比較して、約1/2の軽量化を実現。
SUS430+CFジョイントによる雨水配管施工提案
今までのように全廃棄からの再製作のような無駄な費用を大幅削減。
フェライトステンレス配管は、傷や汚れがあっても酸洗すれば不動態皮膜が再形成されるので再利用可能。
モジュールなので、誤発注・変更・不要品が発生しても、工場への返品が可能。(別途引取費用必要)
製作図までのSTEPが多くお互いの工数、チェックミスも増加。
(②~④は変更で複数回発生。)
製作図のフロントローディングと同一CADデータの共有でチェックミス撲滅⇒生産性向上効果絶大
社内の生産システムからプロジェクト毎の進捗状況を見える化。
(当該プロジェクトの加工管手配状況を関係者全員が情報共有できます。)
「CheX・SPIDER PLUS」と連携する事でプロジェクトの進捗把握を関係者全員で情報共有できます。
繰返し回数:300回実施
満流排水発生回数:10回/年(想定)
30年間の加速試験
フェライト系ステンレス配管のパンフレットです。
製品の詳細については、下記の
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